【UEFN】タイマーの仕掛けの使い方|セーブ機能(持続データ)からリスタート応用まで
こんにちは、UEクリエイターズです。今回もUEFN(Unreal Editor for Fortnite)の使い方について解説していきます。
この記事では、タイマーの仕掛けについて具体的に説明していきます。
動画でも解説しているので参考にしてみてください。
タイマーの仕掛けとは?

タイマーの仕掛けは、時間によるきっかけを作ることができる仕掛けです。特定の時間が経過したことや、設定した時間に達したことをトリガーにして、様々なイベントを起動させることができます。
主な使い方
タイマーの仕掛けには、大きく分けて2つの使い方があります。
- カウントダウン方式 設定した時間から0に向かってカウントダウンし、時間が0になった時にイベントを起動する方式です。
- カウントアップ方式 0からスタートし、設定した目的の時間に達した時にイベントを起動する方式です。
持続データ(セーブ機能)
タイマーの仕掛けの非常に強力な機能として、持続データがあります。
これは、プレイヤーがゲームを離脱し、翌日戻ってきたとしても、タイマーの状態を保存しておける機能です。いわゆるセーブ機能のように動作します。
タイマーの仕掛けの基本的な使い方(実演)
実際にどのような動作をするのか、主な機能を見ていきましょう。
カウントダウン方式

デフォルトに近い設定のタイマーは、プレイヤーが近づいてインタラクトすることで起動できます。

例えば20秒に設定した場合、インタラクトすると20秒からカウントダウンが開始されます。タイマーの時間はプレイヤーの画面(HUD)にも表示させることができます。
0になるとタイマーは停止し、このタイミングでイベントを発生させたり、スコアを与えたりすることができます。
カウントアップ方式

カウントアップ方式では、0秒からスタートして設定した目標時間(例: 20秒)までカウントが増えていきます。
HUDに「タイマー実行中だよ!」といったカスタムテキストを表示したり、

目標時間に近づくと警告音を鳴らしたり、

スコアを付与したりといったカスタム設定も可能です。
終了時のアクション(停止・リセット・リスタート)
タイマーが完了した(0になった、または目標時間に達した)後の動作は、主に3つの設定から選べます。
停止

デフォルトの動作です。カウントダウンの場合、0のまま停止します。
リセット

タイマーが完了すると、再び初期状態(例: 5秒)に戻ります。次に起動されるのを待機している状態になります。
リスタート

タイマーが完了すると、即座に再びカウントダウン(またはカウントアップ)が始まります。これにより、タイマーをループさせることができます。
リスタート機能の応用

リスタート機能は、特定の周期で何かを行いたい場合に非常に便利です。
例えば、「10秒ごとにプレイヤーに3スコアを付与する」といった設定が可能です。 これを応用すれば、「30秒に1回、プレイヤーにアイテムを配布する」といったゲームメカニクスも実装できます。
リスタート設定時の停止方法

リスタートが設定されているタイマーは、完了と同時に再スタートしてしまうため、プレイヤーが直接インタラクトして停止させることができなくなります。
このような場合、ボタンの仕掛けなど他のデバイスを用意し、そのボタンにタイマーの「停止」機能を紐付けることで、外部からタイマーを停止させることができます。
持続データ(セーブ機能)の実演
タイマーの仕掛けは、持続データに対応しています。
ゲームを中断・再開しても状態が保存される

例えば、カウントアップタイマーが「1分11秒」を指している状態でプレイヤーがゲームを終了したとします。

持続データが有効になっていると、そのプレイヤーが翌日ゲームに戻ってきた時、他の仕掛けは初期状態に戻っていても、そのタイマーだけは「1分11秒」の状態が保存されています。そこから再びタイマーを再開させることができます。
育成系・放置系ゲームへの応用
このセーブ機能は、シミュレーションゲームや育成系ゲームで非常に強力です。
例えば、「卵を孵化させるのに10分かかる」といった要素がある場合、プレイヤーがゲームを途中でやめても、次に戻ってきた時に途中から再開できます。
また、プレイヤーがゲームを離脱している間の時間経過も計算に含める設定(後述)を使えば、「30分で成長する作物を植えてゲームを終了し、翌日戻ってきたら収穫できる」といった、いわゆる放置型ゲームの要素を作ることも可能になるかもしれません。
タイマーの仕掛けの主な設定項目(詳細パネル)

タイマーの仕掛けをレベルに配置し、詳細パネルから設定できる主な項目を解説します。
基本設定 (ユーザーオプション)

- 持続時間:タイマーの長さを設定します(1秒から3600秒=60分まで)。
- カウントダウン方向:カウントダウンかカウントアップを選択します。
- ゲーム開始時にスタート:Trueにすると、ゲーム開始と同時に自動でタイマーがスタートします。Falseの場合はインタラクトや他の仕掛けによる起動が必要です。
詳細設定

- インタラクト可能: プレイヤーが直接タイマーを操作できるかを設定します(はい / いいえ / 開始のみ / 完了のみ)。
- 対象者: タイマーが誰を対象にするかを設定します(全員 / プレイヤー)。 持続データ(セーブ機能)を使用する場合は、必ず「プレイヤー」に設定する必要があります。個人専用のセーブデータに格納されるためです。
- タイマー終了時のアクション: 前述の通り、タイマー完了時の動作(停止 / リセット / リスタート / 無効にする)を選択します。
- ゲーム中に表示 / タイマーカラー: タイマーの数字をゲーム中に表示するか(非表示も可能)、その色をどうするかを設定できます。

- スコア関連の設定: 成功スコアの値や失敗時のスコアペナルティを設定できます。「タイマーが終了すると成功になる」の項目と連動します。 残り時間の1秒あたりのスコアという設定もあり、レースゲームなどで残り時間が多いほど高スコアを与える、といった使い方ができます。
- HUDに表示: Trueにすると、プレイヤーの画面に常時タイマーが表示されます。

- 緊急モード関連: 緊急モードの有効化をTrueにすると、指定した時間(緊急モード時間)になると警告音を鳴らし、文字色を赤などに変更できます。
- ラップタイム関連: 成功時にラップタイムを設定をTrueにすると、レースゲームなどで周回タイムを計測できます。
持続データの詳細設定
持続データを使用をTrueにすると、セーブ機能に関する詳細設定が表示されます。

- オートセーブ / 自動読み込み: 持続データは、クラウドにデータを「書き込む(セーブ)」と「読み込む(ロード)」という概念があります。 オートセーブをTrueにすると自動でセーブされ、自動読み込みをTrueにするとプレイヤーがゲームに参加した時に自動で前回のデータをロードしてくれます。基本的には両方Trueにしておくと便利です。
- オートセーブのタイミング: 常時(定期的)か、出た時(プレイヤーが退出する時)かを選べます。
- 経過した時間を読み込み: これをTrueにすると、タイマーが保存されてから経過した時間(つまりプレイヤーが離脱していた時間)も計算される可能性があります。これにより放置系ゲームの実装が期待できます。
他の仕掛けとの連携(ユーザーオプション機能・イベント)
タイマーの仕掛けは、他の仕掛けと連携させることで真価を発揮します。
機能(タイマーを操作する)
他の仕掛け(ボタン、スイッチなど)をきっかけにして、タイマーの機能を実行させることができます。

- 開始: タイマーをスタートさせます。
- 完了: タイマーを一気に完了させます(0秒や目標時間にスキップ)。
- 一時停止 / 再開: タイマーを一時停止したり、再開したりします。例えば、スイッチの仕掛けと連携させ、オンの時に再開、オフの時に一時停止といった切り替えが可能です。
- 全て〜(全て開始する、全て一時停止する、など): 対象者を「プレイヤー」に設定している(個人タイマー)場合、全プレイヤーのタイマーを一斉に操作するための機能です。

- 持続データ関連(保存, 読み込む): オートセーブ/自動読み込みをオフにしている場合、特定のタイミングで手動でセーブ/ロードを実行させるために使います。
イベント(タイマーがきっかけとなる)
タイマーの特定の状態をきっかけ(イベント)として、他の仕掛けの機能を実行させることができます。

- 成功時: タイマーが完了した時。
- 失敗時: (設定による)タイマーが失敗した時。
- 緊急モード開始時: 緊急モードが始まった時。
- セーブ時 / ロード時 / 削除時: 持続データが操作された時。
例えば、タイマーの成功時イベントに「野生動物スポナー」の「スポーン」機能を紐付ければ、「タイマーが完了したら狼が出現する」といった仕掛けが作れます。
まとめ
タイマーの仕掛けは、単に時間を計るだけでなく、リスタート機能による周期的なイベント発生や、持続データによるセーブ機能の実装など、非常に多機能で強力な仕掛けです。 特に持続データは、オン/オフの状態しか保存できないスイッチの仕掛けとは異なり、「時間」という複雑な情報を保存できるため、シミュレーションゲームや育成系、放置系ゲームなど、ゲームの幅を大きく広げる可能性を秘めています。
設定項目が多く複雑に感じるかもしれませんが、時間差で何かを起動させたい、時間経過でゲーム性を深めたいという方は、ぜひこのタイマーの仕掛けを活用してみてください。
関連資料
動画版:https://youtu.be/idzosMtl7Vo
