【UEFN】オーディオプレイヤーの仕掛けの使い方|BGMや効果音を自由自在に設定する方法
こんにちは、UEクリエイターズです。今回もUEFN(Unreal Editor for Fortnite)の使い方について解説していきます。
この記事では、UEFNでのオーディオプレイヤーの仕掛け(Audio Player Devices)について具体的に説明していきます。動画でも解説しているので参考にしてみてください。
オーディオプレイヤーの仕掛けとは

オーディオプレイヤーは、フォートナイト上で音を再生させるための仕掛けです。短い効果音から、BGMのようなループする音楽まで、さまざまな音をゲーム内に組み込むことができます。
オーディオプレイヤーとラジオの仕掛けの違い

UEFNにはオーディオプレイヤーの他にラジオの仕掛けも存在しますが、オーディオプレイヤーはラジオの仕掛けの上位互換です。より高度な音声再生が可能であるため、今後はオーディオプレイヤーの利用が推奨されています。
オーディオプレイヤーの基本的な使い方
オーディオプレイヤーをレベルに配置し、音源を設定することで基本的なサウンド再生が可能です。
レベルへの配置

コンテンツブラウザから「Fortnite」フォルダ内の「仕掛け」→「オーディオ」に進み、オーディオプレイヤーの仕掛けをレベル上にドラッグ&ドロップで配置します。
音源の設定

- レベルに配置したオーディオプレイヤーを選択します。
- 詳細パネルのユーザーオプションの項目にある「オーディオ」という部分で、再生したい音源を設定します。

- コンテンツブラウザから「Fortnite」フォルダ内の「Sound」フォルダを開きます。
- 「Sound」フォルダ内には様々な音源データが格納されているので、再生したい音源を選択し、オーディオプレイヤーの「オーディオ」項目にドラッグ&ドロップで設定します。
- 設定後、「選択したサウンドを再生」ボタンを押すと音源の確認ができます。
オーディオプレイヤーの詳細設定
オーディオプレイヤーには、音量や再生速度、再生のタイミングなど、様々なオプション設定があります。

音量(ボリューム)の調整
- 「ボリューム」の項目で音量を調整できます。
- デフォルト値の「1.0」が等倍の音量です。「0.5」で半分の音量に、「2.0」で2倍の音量になります。
ゲーム中での表示設定
- 「ゲーム中に表示」の項目で、ゲーム中にオーディオプレイヤーのビジュアルを表示するかどうかを設定できます。
- デフォルトは非表示(False)になっており、プレイヤーは仕掛けの存在に気づきません。
- 表示(True)に設定すると、オーディオプレイヤーの仕掛けが表示され、プレイヤーが直接ヒットして音を再生させるなどの機能が使えるようになります。
オーディオのリスタート設定

- 「起動時にオーディオをリスタート」の項目で、音源が再生中に再度起動された際の挙動を設定します。
- デフォルトではオフ(False)になっており、音源は最後まで再生されるまで反応しません。
- オン(True)に設定すると、再生中に再度起動された場合、音源が最初から再生し直されます。クリッカー系ゲームのアイテム採集時など、連続して効果音を鳴らしたい場面で有効です。
聞こえる対象の調整

- 「聞こえる対象」の項目で、誰に音を聞かせるかを設定できます。
- デフォルトは全員です。
- 「発信者のみ」に設定すると、そのオーディオプレイヤーを起動したプレイヤーのみに音が聞こえるようになります。
- さらに「登録されたプレイヤー」や「登録されていないプレイヤー」といった、より詳細な設定も可能です。プレイヤーを登録するには、ユーザーオプション機能の「プレイヤーを登録する」を使います。
再生位置の設定
- 再生位置は、音源がどこから聞こえるかを設定します。
- 仕掛け:オーディオプレイヤーが配置されている場所を中心に音が広がります。モンスターの足音など、音の方向性を表現したい場合に適しています。
- ローカルプレイヤー:プレイヤーを中心に音が再生されるため、プレイヤーがどこに移動しても常に同じ音量で聞こえます。BGMなどに適しています。
再生速度(再生スピード)の調整
- 「再生スピード」の項目で、音源の再生速度を調整できます。
- デフォルト値は「1.0」です。「2.0」にすると2倍速に、「0.5」にすると半分の速度で再生されます。
自動再生機能

- 自動再生の項目には6つのチェックボックスがあり、これらをオンにすることで、特定のタイミングで音源を自動的に再生させることができます。
- ゲームプレイ:ゲームが開始されたらすぐに音源が再生され、ゲームプレイ中ずっと流れ続けます。BGMなどに最適です。
- その他にも、特定のイベント発生時などに自動再生させる設定があります。
- ゲームプレイにチェックを入れた場合、オーディオプレイヤーをレベルに配置するだけで、他のトリガーなしに音楽が流れ続けます。
イベントで再生させる方法

ボタンデバイスなどの他の仕掛けと連携させることで、特定のイベントをきっかけに音源を再生させることができます。
- オーディオプレイヤーを選択した状態で、詳細パネルのユーザーオプションの「機能」セクションにある再生機能を使います。
- この「再生」に、他の仕掛けのイベント(例:ボタンが押された時など)を接続することで、そのイベント発生時に音源を再生させることができます。
- 例えば、ボタンデバイスの「インタラクト時」をオーディオプレイヤーの「再生」に紐付けると、ボタンが押された時に音源が再生されるようになります。
音源の停止
- 「機能」セクションには停止機能もあり、長い音楽を流している場合などに、特定のイベントをトリガーに音源を停止させることができます。
まとめ
オーディオプレイヤーの仕掛けはシンプルながらも、ゲームに効果的なサウンドを実装するために非常に役立ちます。音量や再生速度、再生タイミングなどを細かく設定することで、プレイヤーの体験をより豊かにすることが可能です。特に、アイテムの採集時や特定のエリアへの進入時など、様々な場面で活用できます。
初心者の方でも直感的に設定できるので、ぜひオーディオプレイヤーの仕掛けを使って、あなたのUEFNゲームにサウンドエフェクトを加えてみてください。
参考資料
動画版→ https://youtu.be/wexyjnGsqyQ
