【UEFN】AIナビゲーション変更の仕掛けの使い方|NPCの侵入ブロックとスポーン制御のやり方
こんにちは、UEクリエイターズです。今回もUEFN(Unreal Editor for Fortnite)の使い方について解説していきます。
この記事では、AIナビゲーション変更の仕掛け(AI Navigation Modification Devices)を使ってNPC(ノンプレイヤーキャラクター)の侵入をブロックする方法について具体的に説明していきます。
動画でも解説しているので参考にしてみてください。
AIナビゲーション変更の仕掛けとは

AIナビゲーション変更の仕掛けは、UEFNにおけるAIキャラクターの行動範囲を制御するためのツールです。クリーチャーや野生動物、ガードといったAIキャラクターが特定のエリアに侵入できないようにする「壁」のような機能を持ちます。
AIナビゲーション変更の仕掛けの機能
AIナビゲーション変更の仕掛けには主に以下の二つの機能があります。
AIキャラクターの侵入防御

AIナビゲーション変更の仕掛けを設定したエリアの内側には、AIキャラクターが侵入できなくなります。これにより、プレイヤーはAIから安全な領域を確保することができます。
AIキャラクターのスポーン制御

この仕掛けの範囲内には、AIキャラクターがスポーン(出現)しなくなるように設定できます。例えば、野生動物スポナーなどの仕掛けがある場合でも、AIナビゲーション変更の仕掛けの範囲内にはAIキャラクターが出現しないようになります。
AIナビゲーション変更の仕掛けの使い方
1. 仕掛けの配置

- コンテンツブラウザを開きます。
- 「仕掛け」→「AI」の項目の中から、赤いアイコンの「AIナビゲーション変更の仕掛け」を探します。
- この仕掛けをドラッグ&ドロップでレベル上に配置します。すると、赤色のボックス状の仕掛けが配置されます。
2. 設定項目の調整
AIナビゲーション変更の仕掛けを選択した状態で、詳細パネルから以下の項目を調整します。
ユーザーオプション

- バリア奥行き、バリア幅、バリア高さ: これらは仕掛けの大きさを調整するための項目です。数値を変更することで、ブロックしたいエリアのサイズを自由に設定できます。
- ナビゲーション変更のタイプ:
- ブロック: AIキャラクターがこのエリアに一切侵入できなくする、最も強力な設定です。また、エリア内にスポーンすることもできなくなります。
- 避ける: AIキャラクターがこのエリア内にスポーンすることはできますが、一度エリア外に出ると再侵入はできなくなります。この設定は、エリアからAIを「追い出す」ような挙動にしたい場合に有効です。
ゾーン形状

- ゾーン形状: デフォルトではボックス型ですが、シリンダー型(円筒形)に変更することも可能です。エリアの形状に合わせて選択してください。
バリアの仕掛けとの違い

UEFNには「バリアの仕掛け」も存在しますが、これはプレイヤーをブロックするための壁です。AIナビゲーション変更の仕掛けは、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)専用のブロック壁と理解すると良いでしょう。つまり、バリアの仕掛けのNPC版と言えます。
ガードスポナーに関する補足

AIの項目には「ガードスポナー」という仕掛けもあります。本来であればAIナビゲーション変更の仕掛けに対応するはずですが、UEFNの動作状況によってはガードが壁を飛び越えてくるなどの不安定な挙動を示す場合があります。導入する際は、事前にテストプレイで動作が安定しているか確認することをおすすめします。

UEFNのAIナビゲーション変更の仕掛けを上手に活用して、より戦略的で安全なマップを作成してみてください。